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胆嚢の働き the
gall
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戸塚共立第2病院 外科 阿部 裕
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胆嚢は肝臓の下に張り付くようにある袋状の臓器です。 |
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胆石症
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胆嚢の病気のなかで一番ポピュラーなのは胆石症です。実際、私たち日本人の10人に1人は胆石を持っています。胆石を持っている人でも症状がないこともあり、検査をして初めて見つかることも少なくありません。胆嚢は肝臓で作られる胆汁を濃縮して食事による刺激が来ると収縮して消化管の中に放出します。このとき胆汁の通り道に石が詰まったりすると右上腹部に激烈な痛みを生じます。結石には色々な種類がり、コレステロールを主成分にするものや、ピリルピンを主成分にするもの、それらが混合するもの、カルシウムの沈着を伴うものなどさまざまです。 |
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胆嚢ポリープ
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胆嚢ポリープとは胆嚢の中に隆起した病変(ポリープ)を認める病気です。超音波検査の普及で数多く発見されるようになりました。胆嚢ポリープでは殆ど症状はありません。まれにコレステロールを成分とするコレステロールポリープの患者様で、ポリープが胆嚢内に脱落して胆石症と同じ症状を認めることがあります。 |
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胆石症の治療法
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胆石症の治療法には、内科的治療法と外科的な手術による方法があります。内科的治療には薬による治療と衝撃波による治療がありますが、どちらも不確実であり、結石を作る胆嚢(病的胆嚢)が残るので結石再発の可能性が高いという問題点があります。 |
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外科的治療(胆嚢摘出術)
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内科的治療や衝撃波による治療法に比べて手術による治療法は病気の胆嚢を結石と共に切除する事で、確実に1回の手術で胆石症を根治できる方法です。胆石症は胆嚢の病気ですから、胆嚢を開いて胆石だけ取り出す方法では病気の胆嚢を残す事になり、結石が再発する危険が高く根本的な治療にはなりません。ですから、結石とともに胆嚢を切除する方法が胆石症の標準的治療として広く世界中で行われています。日本では、毎年約20万人の胆石症の患者様が胆嚢の摘出手術を受けておられます。
切除した胆嚢は、内視鏡と一緒にお臍の小さな傷から取り出します。
しかし、すべての患者様にこの手術が行えるわけではなく、なかには以前に行われていたように開腹手術がふさわしい患者様もいます。 |
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胆嚢がなくなっても大丈夫?
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胆嚢の働きは胆汁の貯蔵にあります。胆汁は特に油物の消化に欠かせない液です。これは肝臓で作られており、胆嚢は単なるその貯蔵庫です。もちろん胆嚢も1つの臓器ですから、取らずにすむのであればそれにこしたことはありませんが、これがなくなっても胆汁は胆臓で作られていますので、胆汁の分泌には大きな問題はありません。 |
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最後に
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開腹手術、内視鏡手術のいずれにも危険が全くないわけではありません。しかしながら、手術が必要な胆石症や胆嚢ポリープの方では、病気のある胆嚢を残すことの危険性の方が、手術の危険性に比べてはるかに大きいことをご理解ください。 |
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